厚生労働省「ハッピーターン」違法薬物検討へ

厚生労働省は21日、高い中毒性を持ち、多量の摂取が健康を損ねる恐れのある「ハッピーターン」について、違法薬物とすることを検討する委員会を設置した。
ハッピーターン」の材料で、一部で魔法の粉とも呼ばれるハッピーパウダーを分析した結果、「デキストリン」「植物レシチン」の成分を確認したとしている。

 「ハッピーターン」は、せんべいにハッピーパウダーを付着させることで持ち運びを容易にし、1977年ごろから日本国内で流通。
国内で発生した過去10年間の犯罪を調査した結果、容疑者の3割が「過去にハッピーターンを食べたことがある」とする調査結果も報告されている。
近年ではパウダーの濃度を高めた「200%」「250%」と呼ばれるものも取引されているという。