社員が働きたくなる会社にする、驚くほど簡単な7つの方法 262651

1. 休暇を取らせる

リポーターとしてイラクに派遣された経験がある原文筆者にとって、ハーバード・ビジネス・レビューの研究は心に響くものでした。当時、米軍の部隊に張り付いていた私は、かなり長く危険なミッションの後で最高司令官に話を聞きたいと思いましたが、結局実現しませんでした。最高司令官が家族と旅行に行くために、部隊を離れているからでした。

それを知った私は、ショックを受けただけでなく、兵士の代わりに怒りすらこみ上げてきました。戦争中に休暇を取るリーダーが一体どこにいるのか、と。しかし、 米国国防総省には、司令官は作戦の合間に部隊を離れなければいけないという制度があることが分かりました。そうでもしなければ、兵士たちの気が休まらないからです。



2. 福利厚生制度を利用するように勧める

休暇だけではなく、どんな小さな制度でも利用するように勧めた方がいいそうです。例えば、会社のジムや仮眠室などです。ただ、上司が率先して利用しているのを見せなければ、推奨していることにはなりません。インテリアのように置かれているだけでは、せっかくの制度も宝の持ち腐れです。



勤務時間に使われていない、ただの飾りになっているジムをたくさん見てきました。社員がポジティブなエネルギーで満たされ、元気が出るようにするはずの福利厚生が、社員の苛立ちや恨みを生むものになってしまっているのかもしれません。



3. 社員に職務説明書を書いてもらう

社員が自分の強みを活かしている、もしくは今の仕事が自分にとても合っていると感じるようにするには、職務説明書を書いてもらうのが良いです。

確かに、社員が望むものをすべて与えることはできません。しかし、本当にやりたいことを少しだけやってもらうようにすることはできるでしょう。このような配慮だけで、モチベーションを上げてチームが達成しなければならないことの80%がカバーできるようになるでしょう。



4. 努力するだけの価値がある任務を与える

お金を稼ぐ以外に、その社員と共に働き、任務を達成することを選んだチームに対して、どのような動機付けをしていますか?

これは存在意義と同じことです。社員に対して、この目標は達成するだけの意義があると信じさせたり、そうしたいと思わせたりしていなければ、社員は「どうしてこんなことをしているのだろう?」と思う日が来ます。それを食い止めるには、会社側から目標を達成するだけの価値を提示しましょう。



5. データを見せる

仕事において貴重な情報を、社内でオープンにしたがらない上司がいます。くれぐれもそんな上司にはならないでください。会社全体でどんなことをやっているのか、自分たちのやっている努力がどのように会社に影響を与えているのかに関するデータや情報は確実に社員に共有しましょう。そうすることで、社員を信頼していることを示すことができ、社員に力を与えることができます(社員を信頼していないのであれば、そんなチームは存在する価値がありません)。



6. 責任を与える

大人は大人として扱ってもらいたいものです。社員に対しても同じで、そうすることで目標達成により近付くことができます。社員が何かやりたいと言ってきたら、社員を信じつつ、約束したことを果たせるのか確認します。これは、自分が責任を取るということで、失敗したり、目標を達成できなかった時には全責任を負うということです。



7. 期待よりも1〜2割増しで払う

ここでクイズです。優秀な社員が100万円の年収アップを希望してきました。あなたはそれだけの価値がある社員だと思っています。その社員を失いたくありませんし、それだけ払う余裕が会社にもあります。どうするのがベストだと思いますか? 答えは...150万円年収をアップしてあげましょう。

この見出しでは1〜2割増しを勧めていますが、スター社員のような優秀な社員には5割増しでもいいくらいです。一番大事なのは、相手が期待している以上のものを与えるということです。長い目でみれば元が取れるはずです。