面接官「プールにこぼしたコーヒーを回収する方法を考えてください」

面接官「プールにこぼしたコーヒーを回収する方法を考えてください」

雄山「では聞こう。コーヒーの定義とはなんだ?」

面接官「えっ?」

雄山「コーヒーを回収するためにはまずコーヒーの定義を明確にする必要がある。
   回収する方法を聞いたからにはまずそれを答えてもらおう。まず第一にコーヒーとは何か?」

面接官「そ、それはコーヒー豆を使った飲み物のことでしょう。」

雄山「ほう。ならば聞こう。ブラックコーヒー、カプチーノ、ミルクコーヒー・・・
  コーヒーだけでも今や星の数ほどの種類があり、大衆はそれをコーヒーであるとして飲んでいる。
  様々な物を混ぜ、本来の豆の味と全くかけ離れたようなものでも
  コーヒーであると果たして言えるのか?」

面接官「そ、それもコーヒーであると言えるでしょう。
  飲み方が多様化してはいますが、みんなコーヒーが好きなんです。」

雄山「ならば改めて問おう。貴様の言うプールに入れたコーヒーは、コーヒーとプールの水とが混ざり、超薄味のプールサイズのコーヒーが
  出来上がったとすればコーヒーを回収できるのではないか?」

面接官「!!・・・!!」

雄山「貴様は言ったな。本来の豆の味とかけ離れても
  コーヒー豆を使ってさえいればコーヒーであると。ならば、プールとコーヒーのオリジナルブレンドが出来上がっていないと言えるのか?」

面接官「!!・・・うぐぐ・・・」

雄山「・・・答えられんか・・・ふん、最近この会社が評判なので面接に来てみれば・・・自分の出した質問の真髄もわかっていないとはな・・・」