■初対面で「かえって信頼できない」と思う話し方の特徴TOP10

初対面の相手と話すのが苦手という人は多いはず。なんとか好印象を持ってもらおうとしても、話し方によっては相手の信用を失うケースもあるだろう。ましてやビジネスの場面ならなおさらだ。そこで、20〜30代の社会人200人(男女各100人)に、初対面の際に「かえって信頼できない」と思ってしまう話し方について聞いてみた。

■初対面で「かえって信頼できない」と思う話し方の特徴TOP10
(1〜3位を選択してもらい、1位=3pt、2位=2pt、3位=1ptとして集計。協力:アイリサーチ)

1位 「ぶっちゃけた話」「ここだけの話」「正直な話」などを多用する 177pt
2位 やたらと饒舌で流暢に話す 160pt
3位 カタカナ語を多用する 147pt
4位 気さくだけど馴れ馴れしい 142pt
5位 何をいっても「おっしゃる通りです」と肯定する 120pt
6位 「なるほどですね」と相槌を打つ 79pt
7位 丁寧だけど話すテンポが遅い 72pt
8位 終始、愛想笑いを浮かべて話す 69pt
9位 無表情で淡々と話をする 67pt
10位 言葉の端々まで敬語を使う 55pt

僅差で1位にランクインしたのは「ぶっちゃけ、ここだけ、正直な話などの多用」。いずれも距離の近い友人同士なら気にならない言葉だが、やはり初対面の相手に使うと信用されないようだ。また、2位の「やたらと饒舌で流暢」や3位の「カタカナ語の多用」など、下手すると“うさんくさい”と思われるような項目が並ぶ。それぞれを選んだ理由を上位5位まで見てみよう。

【1位 「ぶっちゃけた話」「ここだけの話」「正直な話」などを多用する】
「初対面の人にいきなりここだけの話と言われても信用出来ない。そんな人は誰にでもそういう言い方で話してそうだから」(36歳・男性)
「秘密の話でも、すぐにバラしそうだから」(36歳・男性)
「媚び売ってそうで鬱陶しい」(33歳・女性)
「ビジネス語ではないから」(38歳・男性)
「ちゃらそう」(30歳・男性)

【2位 やたらと饒舌で流暢に話す】
「いろいろな場面を想定済みでマニュアルがある」(36歳・女性)
「マニュアル通りにペラペラしゃべっていて親身になっていない印象がある」(39歳・女性)
「立て板に水という感じでどこまでがビジネストークか分かりにくいから」(34歳・女性)
「言葉数が多いほうがかえっておおげさで自信のなさを表していると感じる。インセンティブ欲しさに必死なんだろうなと思ってしまう」(36歳・男性)
「中身は自己中心的な薄っぺらい人間なのではないかと感じる」(33歳・女性)

【3位 カタカナ語を多用する】
「相手に理解してもらおうという気持ちが無い」(29歳・女性)
「ただの『できる』振りにしか聞こえない」(30歳・女性)
「何となく気取った感じがある」(30歳・女性)
「なんにも知らないように見える。バカに見える」(25歳・男性)
「うさんくさいから」(35歳・男性)

【4位 気さくだけど馴れ馴れしい】
「礼儀知らずでこちらが疲れる」(39歳・男性)
「ずうずうしい印象が残るので」(29歳・男性)
「うっとうしい。調子が良くて強引なイメージ」(37歳・女性)
「馴れ馴れしいのは信用できない」(33歳・男性)
「イラッとするから」(33歳・女性)

【5位 何をいっても「おっしゃる通りです」と肯定する】
「ただのお調子者としか思えない」(38歳・女性)
「本当はどう思っているのか怪しい、と思ってしまうから」(31歳・女性)
「適当に話してもそう言われたら信頼できない」(27歳・女性)
「真剣に人の話を聞いているのか疑わしいから」(28歳・男性)
「ただのお調子者としか思えない」(38歳・女性)

初対面なのに「ちゃらい」「ずうずうしい」「調子がいい」と思われてしまう話し方はやはり受け入れられないようだ。初対面の相手への最低限の礼儀はわきまえながら話したいものだ。