JANコード 【Japan Article Number code】

日本工業規格(JIS)に定められている、商品識別番号とバーコードの規格の一つ。1978年にJIS B 9550として制定され、1987年、情報処理部門のXシリーズ新設に伴い、JIS X 0501に移行した。北米のUPC(Universal Product Code)やヨーロッパのEAN(European Article Number)コードとほとんどの仕様が共通しており、互換性がある。

JANコードは13桁の標準タイプと8桁の短縮タイプがある。後者は日本独自の規格で、パッケージが小さく標準タイプを印刷できない製品にのみ利用される。いずれも先頭は日本の国コードである「49」または「45」で始まり、標準タイプの場合は5桁または7桁のメーカーコード、5桁または3桁の商品コード、1桁のチェックデジット(★検査文字★)
が続く。8桁の場合は4桁のメーカーコード、1桁の商品コード、1桁のチェックデジットが続く。小売店などが店頭で独自にコードを作成することもでき、価格データをコードに含める方式も定められている。

メーカーコードは重複しないよう財団法人流通システム開発センターが一元管理しており、コードを利用したいメーカーは商工会議所などを通じて同センターから自社のコードを取得する。