親父がキャバレーの改修工事を請負った時の話
先日、ビルの解体工事が始まり、死んだ親父の武勇伝を思い出した。
これは30年前にそのビルで親父がキャバレーの改修工事を請負った時の話。
経緯は知らないが、その工事を請負い、無事引渡となった。
問題は工事代金約400万円を支払って貰えない事。
キャバレーの店主がその筋との絡みを匂わせる発言をした事。
その後、親父が営業中のキャバレーへ集金に行った。
店主:「だから、ちょっと待ってくれ。その代わりに今日は只で飲んでくれ。」
酒好きの親父は飲んで帰った。
翌日、親父・電気屋・サッシ屋の3人で営業中のキャバレーに集金に行った。
店主:「…ちょっと待ってくれ。代わりに今日も只で飲んでいってくれ。」
酒好きの親父達3人は楽しんで帰った。
さらに翌日、親父は営業中のキャバレーに集金に行った。
親父:「今日も待つよ。代わりに今日も只で飲ませてくれ。」
酒好きの親父以下協力会社36人は貸し切り状態で明け方まで楽しんだ。
店長が工事代金を支払いに来た時、親父は「…大変、残念だ」と言った。