系統図:全体像、方策展開型、構成要素展開型(機能系統図、品質系統図、特性要因系統図)
原因と結果の対応などをホウの形式にまとめて、可視化するツール。
行に結果
列に原因を列記し、因果関係の認められる下については、
行と列の交点に○を記入したり、
関連の度合いの数値を入力したりする。
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マトリックス図法は、系統図によって展開された方策の重み付けや役割分担を明確にするときに用いられる。
また、ユーザの要求品質と代用特性との対応検討や、代用特性と工程管理項目との対応検討など,いわゆる品質展開などにも用いられる有用な手法である。
系統図法で四次、五次までの具体的な方策を展開して行くと、かなりの数の方策が出てくるが、これを全て実施する必要はない。
重要度の低いもの、すぐに実行しなくても良いものなどもあり、これらの重み付けを行う。また役割分担を明確にすることも必要である。
マトリックス図法の作成手順を以下に示す。
、
手順1
系統図法で展開した実施可能な手段(系統図参照)を縦軸に配置する。
手順2
横軸に、まづ評価項目として効果、実現性、ランクを記す。
手順3
次ぎに役割分担として、関連部署を書く。
手順4
その右に実施事項欄を設ける。
手順5
縦軸と横軸に線を記入して各項目の評価記号が記入できるような表を作る。
手順6
評価記号として、効果:○ 「大いにあり」、△ 「あり」、実現性:○ 「大いにあり」、△ 「あり」、× 「なし」として各交点の桝目に記入していく。
手順7
ランク付けは各○△×の組み合わせで配点し記入する。
手順8
役割分担は◎:主管部署、○:関連・補佐部署として記入する。
手順9
実施項目欄には、実施事項の判っていることを具体的に記入する。
手順10
手順6〜8項目の約束事を模造紙に書いて、必要事項を記入する。
評価 | 役割分担 | 実施事項 | ||||||
効果 | 実現性 | ランク | 品管 | 技術 | 製造 | 工務 | ||
系統図の四次手段 | ○ | ○ | 1 | ○ | ◎ | 開催時 | ||
〃 | ○ | △ | 2 | ○ | ○ | ◎ | 1回/月 | |
〃 | ○ | ○ | 1 | ○ | ◎ | 1回/月 | ||
〃 | △ | ○ | 3 | ◎ | ○ | |||
〃 | △ | △ | 4 | ◎ | ○ | |||
〃 | ○ | × | 5 | ◎ | ○ | |||
〃 | △ | ○ | 3 | ◎ | ○ |
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マトリックス図法の作図手順と操作例
マトリックス図法とは、問題に対する2つ以上の事柄を表のように並べて組み合わせることで、問題解決のための着眼点を導き出すことに適した図法です。
特徴
問題としている事象の中から、要素を見つけだし、これを行と列に配置し、二元的な配置の中で交点に各要素の関連の有無や関連の度合いを表示することによって、複数の検討事項ごとに重要度を明瞭にし、問題解決への着想を得ます。
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マトリックス図法
意義
対になる要素間の関連性を比較しながら探り出すことができる
解説
マトリックスは行と列による2軸の交差表です。マトリックス図法は交差表に関係する要素を行と列 に分けて配置し、交差する点に着目して問題の所在や問題解決への着想を得ようとする方法です。
交点には各要素の関連の有無や関連の度合いを表示します。これで問題の所在や形態を探ることが でき、問題解決への着想に結びついてゆきます。
また複数の交差表を一つにまとめて図表にすることで、全体の関係を把握することが出来ます。問題の 整理につながってゆきます。
図例
次の例は、搬送方法と品質問題の関係と搬送方法と関係工程をマトリクス図にしたものです。二つのマトリクス図をまとめたもので見ると、工程と品質の関係がどのように関係しているかを一目で見ることができます。
留意点
・要素の関連度を評価する際に主観が入りやすいので、①評価基準をできるだけ客観的にする②複数の評価者で評価することがポイントです。
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マトリックス図法
マトリックス図法とは、多くの目的や現象と、多くの手段や要因のそれぞれの対応関係を整理して行列形式で並べ、相互の関連の程度を整理する手法です。
縦・横の二次元行列(L型マトリクス)の場合、縦に改善項目、横に工程名を挙げていき印(○や×、△など)を付けていきます。要因が沢山ある場合は、T型マトリクス、Y型マトリクス、X、P、Yなど、様々なバリエーションがあります。<マトリックス図法>
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まとりっくすずほう 【マトリックス図法】 matrix diagram
新QC7つ道具のひとつ。表を用いて、項目間の関連性や特徴、問題点などを明確にし、新たな発想を得るための手法。マトリックス図法を用いて作成した図表をマトリックス図と呼ぶ。調べたい項目の現在の問題点や特徴などを把握し、対策を立てる場合などに利用される。特に当てはまる項目に◎、当てはまる項目に○などの印をつける。
・要素項目は同じレベルで作成する。
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軸が2つある場合:L型マトリックス
例えば、AとBの軸があった場合、AとBの組み合わせを検討する時に利用します。
マトリックス図法の原型になります
軸が3つある場合:T型マトリックス
例えば、AとBとCの軸があった場合、AとB、AとCの組み合わせを検討する時に利用します。
Y型マトリックス
例えば、AとBとCの軸があった場合、AとB、BとC、CとAの組み合わせを検討する時に利用します。
C型マトリックス
例えば、AとBとCの軸があった場合、AとBとCの組み合わせで検討する時に利用します。
「C」は「Cube」の頭文字で「三元マトリックス」とも言います。
軸が4つある場合の概念図:X型マトリックス
例えば、A、B、C、Dの4つの軸があった場合、AとB、BとC、CとD、DとAの組み合わせを検討する時に利用します。